福祉雑論003 どうして何もさせないんですか?③

そう!それ、分かる!
雑談のなか、福祉雑論002で述べた内容にマックスの共感を示してくれたのは、運輸会社の女性専務である。

その女性専務も、ボーッと突っ立って「見てるだけ」の障害者の人を見て、常日頃から「可哀想」だと思っていたという。
なぜ何もさせないのか?たぶん荷物を落とされたら困るからだろう。だったら何で利用者さんを毎回2人も連れてくるのか?「わけ分からん」と彼女は言った。

聞けば彼女も私と全く同じ行動をとっていた。つまり、見かねて割って入り、一緒に荷降ろしをしたことがある、と。
「そしたらな、ボトッて落とさはんねん、荷物を」。そして荷物の持ち方と渡し方を教えると「最後はちゃんと出来てはったのよ」という。
「でも、それ(教えること)って、あの人ら(職員さん)の仕事やん?」「ハナから出来へんって決めつけてはんねやろね。可哀想やわ」
彼女は次々にストレートな『金言』を言い放ち、そして最後はシンプルにこう締めくくった。「ほんま、ただのアホちゃうか」

同様の話は、立翔館と関わりのある、あらゆる方面から聴こえてくる。それは、こうした事例がいかに日常的なものであるかを指し示している。その裾野の広さ・根の深さ! ゾッとする思いである。